骨の成長に対して
2014年 08月 22日
カルシウムを取り込んで骨を構築する骨芽細胞の働き
骨は常に、「代謝=生まれ変わり」をしています。
骨の中には、破骨細胞と骨芽細胞という相反する働きをする細胞があります。
破骨細胞は骨を壊す細胞、骨芽細胞は、カルシウムを取り込んで骨を作っていく細胞です。
これらの細胞によって骨の内部では増えたり減ったりを繰り返し、常に骨を再構築しているのです。
成長期はとくに、骨を作る骨芽細胞の働きがさかんになる時期です。骨芽細胞の働きを良くし、背を伸ばしていきたいものです。
骨は、縦方向に力が加わると、カルシウムをとりこもうとします。
地面に足をつけて歩いたり走ったりして、地面からの反力を受けて骨に縦方向の圧力がかかると、骨芽細胞による骨の合成がさかんになって、骨が強化されるのです。
逆に運動をせず寝てばかりでは骨は減っていく一方です。
かつて重力のない宇宙で数日間を過ごした宇宙飛行士の骨の骨密度が、ガクンと減少し、骨が脆くなったのはこのためです(今の宇宙飛行士はこれを防ぐために宇宙船内で筋トレをしています)。
せっかく牛乳などでカルシウムをたくさんとっても、骨に負荷がかからなければ、カルシウムを骨にとりこむことはできないのです。
しっかり骨に縦方向の力をかける運動を行って、骨芽細胞の働きをさかんにし、カルシウムをとりこんでいきましょう。
自分の体重をかけて力強く踏み込んだり、ジャンプして、強い負荷をかけていくと効果的です。
バスケットボールやバレーボールは、ジャンプするので背が伸びるような気がしますが、背の高い人がたまたまプロ選手として残っているにすぎません。
ただし、ジャンプ動作自体は骨の成長を促すのに効果的です。
参考(ジュニアサッカーを応援しよう!)
あとは沢山ごはんを食べよう!!
投稿者 伊藤
by lily-soccer | 2014-08-22 16:01